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新しいスピリチュアルな考え方の提案・LORAN

新しいスピリチュアルな考え方の提案・LORAN

神様の創造-1


【神様の創造-1】


『人類の歴史は神様の歴史?』


人類がいなかったら、神様はいなかったのでしょうか?

それとも、神様がいなかったら、人類はいなかったのでしょうか?


鶏が先か?卵が先か?

そんな議論がありましたが、そんな関係なのでしょうか?


「ユダヤ教・キリスト教の聖典である旧約聖書・創世記の冒頭には、以下のような天地の創造が描かれている。

1日目 原始の海の表面に混沌した暗闇がある中、神は光を作り、昼と夜が出来た。
2日目 神は空(天)を作った。
3日目 神は大地を作り、海が生まれ、植物が出来た。
4日目 神は太陽と月と星を作った。
5日目 神は魚と鳥を作った。
6日目 神は獣と家畜と、神に似せた人を作った。
7日目 神は休んだ。 」

(Wikipediaより)


このように書かれています。

では、この神はだれなのでしょう?

そして、なぜ人類を作ったのでしょう?


この質問はひとまず置きます。


人類はいつも神を信仰していました。

最初は原始信仰でした。

雨が降らなければ飲み水にも困ります。降りすぎて洪水も困ります。

晴れなければ食料を確保できません。木や草の実が成長しません。

山や川や海など、自然そのものが信仰の対象でした。

お腹に子どもがいる女性(女神)の像も出土しています。


そしていつからか、死や病気や怪我を悪霊の仕業と考えました。

「生と死」を「神と悪霊」の2元論で考え始めたのでしょう。

このときに初めて、「神」を人類は意識したのでしょう。

その後、人類は「神」に祈り、悪霊から守ってもらうことになりました。


そして、呪術師が現れました。

最初はメディソンマン(医者)で、草や木や特別な石などの効能に詳しい人だったのでしょう。

神に繋がり、神の託宣や神がかり(乗り移り)をしました。

邪馬台国の女王・卑弥呼は、このような人であったと伝えられています。

起源前510年頃、デルフォイの神託として名高い巫女もいました。


ザラスシュトラの教えとして紀元前15~12世紀に成立したゾロアスター教は、

神と悪魔の対立を明確化し、天国と地獄、最後の審判など、後世の宗教の原型を作りました。

これがユダヤ教、キリスト教、イスラム教、ヒンズー教、仏教に大きな影響を与えています。

詳しいことは専門書を参考にしていただいて、お話を先へ進めます。


古代から現代にいたるまで、世界中で、どの民族も宗教を信じています。

宗教の数だけ、いや宗教の何万倍もの神様がいます。

まさに神様と人類は2人3脚のように、不可分の関係にあるようです。


日本人が外国でパスポートをチェックされたとき、「宗教は?」と尋ねられる

ことがあるそうです。

「ありません。」と応えると、信じられないという顔をされるそうです。

彼らから見れば、宗教を信じていない人は普通ではないと思われます。

これは、日本人に特有の認識不足です。

お宮参りや初詣、結婚式やお葬式などの宗教行事に参加していれば、立派な信者なのですから。




『神様は絶対的な存在?』


「神様は絶対的な存在である。」と信じられています。

私もそれに異論をはさむつもりはありません。


「生殺与奪」=生かすも殺すも、与えることも奪うことも全権を持っていると信じられています。

ですから、神様を信仰しなければならないことになります。


私は、この考え方には賛成できません。

これでは、人類は神様の奴隷です。神様は人類を奴隷化して、なんの得があるのでしょうか?

神様は慈悲深いと信じるから、人々が信仰しているはずです。

神様が愛する人類に罰(ばち)を当てて、なんの得があるのでしょうか?

絶対的な存在であるはずの神様が、人類ごとき小さな存在に本気で怒ると思いますか?

お賽銭を上げたか、上げないかで、差別するとでも思いますか?

まるで普通の人間程度に、神様を過小評価してはいませんか?

このように見ると、いままでの神様の認識に大きな矛盾を感じませんか?


私は、頼まなければ守ってくれないようでは、神様ではないと思っています。

これは決して神様を冒涜しているのではなく、それでこそ、神様は絶対的な存在なのです。





以下【神様の創造-2】へ続く




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